2010.08.22
日本皮膚科学会が円形脱毛症の診療指針をまとめた。 軽症なら八割は一年以内になら一年治るが、全身の毛が抜けることもあり、精神的ダメージが大きい病気と認定。 ステロイド注射は勧める一方、漢方薬、精神安定薬、鍼灸には否定的な評価。 円形脱毛症は、病原体から体を守る免疫の仕組みが、毛をつくる細胞を「異物」と認識して攻撃し、毛が抜ける病気。アレルギーや遺伝が原因と考えられ、ストレスとの関連がはっきりしていない。 *ステロイド注射や局所免疫療法=勧められる *リアップ、ステロイド経口薬、紫外線療法=行なっても良いが十分な根拠がない *漢方薬、精神安定薬、催眠療法=行なわないほうがよい *免疫細胞の働きを抑える分子標的治療、鍼灸=行うべきでない 、とした。 ステロイド注射やステロイド経口薬、紫外線療法については安全性が確認できていないので15才以下にはすすめていない。