2012.10.18
ニキビとは、皮脂が分泌される際、何らかの原因により毛孔が閉鎖され、そこに皮脂がたまってさらに細菌分解物によって炎症を起こしている状態をいいます。
ニキビの第一の原因は皮脂分泌過剰で、性ホルモンと大きく関与しており、特に男性ホルモンは皮脂分泌を促進させる作用があります。
【内的要因】
・ストレス
緊張したり、ストレスを持つと皮脂腺の働きが活発になります。
・ビタミンB2・B6の欠乏
ビタミンB2・B6には皮脂分泌を抑制する働きがあります。
糖代謝異常
糖類や脂肪を極端に多く食べ過ぎると、糖分の吸収・排泄機能がオーバーワークとなり、皮脂分泌過剰の原因となります。
・胃腸障害
消化機能が減退すると、摂取した栄養の有効利用や吸収が妨げられ、ニキビに限らず様々な肌トラブルの原因になります。
・肝臓障害
肝臓は体内の毒素を無害にする働き(解毒作用)があり、この機能が低下すると、ニキビ以外にもシミの原因になります。
・便秘
腸内に長く便が停滞していると、便の有害物質が吸収され、血液を通じて皮膚に作用します。
・副腎皮質ホルモン剤の連用
皮脂分泌が促進されます。
・性ホルモンのアンバランス
皮脂分泌を促進させるアンドロゲン(男性ホルモン)と、逆に抑制されるエストロゲン(女性ホルモン)の調整がアンバランスだと、正常な皮脂分泌ができません。
・不摂生
栄養バランスのない食事、不規則の睡眠時間、徹夜、飲酒、タバコ等、「健康をまったく考えない生活」は、ニキビの原因だけでなく、美しい肌そのものに危機を与えます。
【外的要因】
・外界の汚れ
目に見えない小さなチリ、ホコリが皮膚表面に付着し、毛孔を封鎖させます。
・洗顔不足
皮膚表面の汚れ、分泌された汗や皮脂等をそのままにしておくと、毛孔の封鎖や炎症・細菌繁殖の原因となります。
・不潔な手で触れる
手に付着したチリ、ホコリ、汚れ、あるいは細菌や病原菌がニキビの原因となります。
【アドバイス】
・洗浄による皮脂と角質の除去・殺菌・消毒
・皮脂のコントロール
充分な睡眠とバランスの良い食事、精神的なストレスを蓄積させない。
ビタミンB2・B6を摂取し、皮脂分泌を抑制させる。
・清潔第一
身の周りのものを常に清潔に保つ。シーツや枕カバー、ファンデーションのパフなど、直接皮膚に触れるものはこまめに洗濯する。