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髪の雑学

髪と地肌のなりたち

2008.11.25

<地肌も、肌としくみは同じ。>

地肌も、体の他の部分の皮ふと、しくみは同じ。表皮の一番下の基底層では、たえず新しい細胞がつくられています。この細胞は形を変えながら徐々に表面に押し上げられ、約2週間で角質細胞となります。さらに約2週間たつと、角片(目に見えないアカ)となって自然にはがれていきます。

つまり、約4週間28日周期で地肌は生まれ変わっています。
角質層からはがれ落ちた角片が目に見える大きさになった状態が、いわゆるフケと呼ばれるものです。
地肌の皮脂腺数は、Tゾーンの2倍以上!
地肌は、体の中で皮脂腺や汗腺が多く、とても汚れやすい部分。

皮脂腺は顔のTゾーンの2倍以上もあってもっとも多く、汗腺は手のひらや足の裏に次いで多くあります。シャンプーで皮脂などの汚れが十分に落としきれていないと、紅くなったり(紅斑)、かゆみやフケの原因ともなります。

そのまま放っておくと、細菌が繁殖し、嫌なにおいを発生させます。

髪にやさしいシャンプー方法

2008.11.18

シャンプーで地肌や髪を清潔にするのは大切なことですが、洗い方が悪いと、キューティクルを傷つけてしまいます。

また、毎日シャンプーしていても、部分的に洗い残しがあると地肌トラブルの元になります。

洗い残しやすい部分は、耳の後ろ~襟足、女性の場合は耳の上辺りの頭回りです。

まんべんなく洗うことを心がけましょう

1.髪のもつれをとく
髪は濡れると絡みやすくなるので、あらかじめ、目の粗いブラシやくし、あるいは手ぐしでもつれをといておきます。髪がもつれたままシャンプーすると、洗うとき無理な力がかかり、ダメージの原因になります。

2.髪と地肌を十分に濡らす
シャンプーの泡立ちをよくするために、髪と地肌を十分に濡らし、予洗いします。これは髪を傷めず、地肌をまんべんなく洗うために、重要なポイント。シャンプーの泡は、汚れを落とすだけでなく、髪同士の摩擦を防ぐ役目も果たします。

3.たっぷりの泡で洗う
シャンプーを手のひらに取って、軽く泡立て、髪になじませたら、地肌を指の腹でマッサージするように洗いましょう。マッサージは地肌全体に行き渡るように、特に耳の後ろ~襟足、耳の上辺りの頭回りの地肌は、洗いにくく、洗い残しやすい部分なのでていねいに。髪はシャンプーの泡が行き渡れば、十分汚れが落ちます。
*地肌の汚れやベタつきが気になったり、爪を長く伸ばしていて地肌が十分に洗えなかったりするときは、地肌用洗浄ブラシを使いましょう、毛穴周辺の皮脂もすっきり落とすことができ、便利です

4.すすぎは十分に
シャンプーが残らないように、たっぷりのお湯でていねいにすすぎます。やはり、耳の後ろ~襟足、耳の上辺りの頭回り、生え際が残りやすいので、念入りに。

5.コンディショナーかトリートメントを
適量を手に取り、毛先から髪全体になじませ、その後、十分にすすぎます(シャワーなら30秒程度)。トリートメントは、髪になじませた後、しばらくおくと、さらに効果的

6.やさしくタオルドライする
髪をポンポンと軽くたたくような感じで、水気をふきとり、地肌を中心にタオルドライすると効率的です。髪同士をこすりあわせると、キューティクル同士がこすれ合って傷みやすいので、なるべく避けましょう

リンス、コンディショナー、トリートメント、・・なにが違うん??

2008.11.18

リンス、コンディショナー、トリートメントの違いは??
リンス・コンディショナーは主に髪の表面に保護膜を作って、髪のすべりをよくしたり、髪のパサつきを防いだりするものです。髪のすべりをよくすることで、キューティクルの傷みも防げます。最近では、髪の表面層(内部)に浸透し、髪の傷みを補修するトリートメント効果を併せ持つタイプもあります。
一方、トリートメントは髪の内部に成分を浸透させて、髪の状態を整えるもの。髪の傷みをケア・補修したり、髪の質感をコントロールするものなどがあります。リンス・コンディショナーの機能を併せ持つタイプがほとんどです。
ただ、リンス・コンディショナーとトリートメントの違いについては、メーカー間で明確な取り決めがあるわけではありません。効果の程度の違いと考えていいでしょう。髪の状態によって使い分けてください。

ドライヤーを使った上手な乾かし方

2008.11.17

ドライヤーで髪を根元や内側からしっかりと乾かすことが、ヘアスタイルを決め、長持ちさせるコツ。

上手に使えば、ドライヤーで髪を傷めることはありません。髪が乾くタイミングを見極めて、必要以上に熱をかけないようにしましょう。
ドライヤーを使った上手な乾かし方

◆風量の多いドライヤーを使い、温風で水分を蒸散させ、吹き飛ばすように乾かします。

◆髪の根元に指を入れ、地肌を軽くこするように小刻みに動かしながら、温風を送り入れて乾かします。

◆ドライヤーの噴き出し口からは10cm以上の距離を保つと、髪の表面温度が100℃以上になりにくく、髪を傷める心配がありません。

◆乾ききって髪が熱くならないように、温風と冷風を切り替えながら乾かします。

 

乾いてからの熱のかけすぎに注意!
髪は表面温度が100℃以上になると、変質して傷み始めます。

ドライヤーの温風は熱く、噴き出し口では100℃を超えていますが、10cm以上離してかければ、かなり温度が下がります(図参照)。また、濡れている間は髪の温度が上がりにくいので、熱による傷みはそれほど心配いりません。乾ききったとたん、急に温度が上がるので、乾きぎわの髪には熱風を続けて当てないようにしましょう。

髪がさらさらっとする、乾くタイミングを見極めて、必要以上の熱をかけないことがコツです。
髪が急激に乾燥すると、キューティクルがめくれあがってはがれやすくなり、髪の中のタンパク質や脂質が変質します。また表面温度が100℃以上になると、髪の中のタンパク質や脂質が変質して、メデュラに空洞ができてしまいます。次のシャンプーのときに、髪内部の成分が流れ出やすくなり、さらに空洞が増えてしまいます。キューティクルがめくれ上がったり、毛髪内部の空洞が増えたりするとツヤが低下することが研究で確認されています。

髪のとかし方

2008.11.17

無理にとかすと、枝毛や切れ毛の原因に
毎日のシャンプーやスタイリングなどで髪がこすれ合うことで、キューティクルは多かれ少なかれ、削れたりはがれたりしています。まして、髪を乱暴にとかしたりすることは、髪に大きなダメージを与えることに。

例えば、髪の根元から毛先まで一気にとかした場合、もつれは毛先近くに集まり、無理にとかそうとすると髪に大きな力がかかります。その結果、キューティクルがはがれたり、コルテックスが裂けたり切れたりして、枝毛や切れ毛になってしまうのです。

髪をとかすときは、毛先からゆっくりと
まず、毛先のもつれをていねいにときます。次に、髪の中ほどから毛先に向かってとかし、最後に根元からとかすようにします。

また、濡れた髪はとても傷みやすいので、目の細かいブラシやくしを通すのは禁物です。髪が濡れているときは、目の粗いくしやブラシで、軽く流れを整える程度にしましょう。

すべりを良くして、キューティクルのダメージを少なくする
濡れた髪は、表面のキューティクルがはがれやすい状態になっています。乾くまでの間、髪表面のすべりが良くなかったり、絡まったりする場合には、洗い流さないタイプのトリートメント剤などを使ってすべりを良くし、キューティクルにかかる負担を少なくするといいでしょう。

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